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茨城ニュース

未来の自分「投票して」 水戸でメッセージ発送式

有権者になった未来の自分に宛てたメッセージを読み上げる遠田さん=水戸市で

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 有権者の仲間入りを果たした未来の自分に宛てて、五年前に当時の中学生が書いたメッセージの発送式が二十八日、水戸市の水戸中央郵便局で開かれた。来月の衆院選、県議選に合わせた投票啓発の一環。大学生などになった若者が、自身に向けての言葉を読み上げ、選挙に対する今の思いを発表した。

 選挙権を得た若者に、投票できなかった五年前を思い返して投票してもらおうと、県選挙管理委員会などが二〇〇三年から実施している。呼び掛けに応じた県内の公私立中の三年生に、はがきにメッセージを記してもらい、県選管が保管、五年後に本人に返送している。

 式では、県選管の大津晴也委員長が、〇九年度に中学校を卒業した一万千三百二十二人分のはがきを志田一彦郵便局長に託した。志田局長は「思いの詰まったはがき。しっかり届ける」と約束した。

 参加した茨城大二年の遠田(とおた)裕司さん(20)は、茨城キリスト教学園中三年だった当時、「政治に言いたいことはたくさんある。しかし選挙権がない自分には何もできない。政治に関心を持ち続けているなら投票に行ってほしい」と記入。「若者が投票しなければ、政治家は若者のための政策は打ち出さない。不利益をこうむるのは自分」と投票を呼び掛けていた。 (林容史)