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茨城ニュース

主な立候補者の横顔 1区

 2日に公示された衆院選で、県内の7つの小選挙区に、合わせて21人が立候補した。主な候補者の横顔を、選挙区ごとに紹介していく。 (届け出順)

◆大内久美子氏(おおうち くみこ)(65)共新

◇地方議員40年の実績

 二十五歳の時、全国最年少の女性市議として水戸市議に初当選。それ以来市議を二十年、県議を二十年務め、女性が働きながら子育てできる社会の実現に力を尽くしてきた。国政の場では霞ケ浦導水事業の中止を訴えるつもりだ。

 福島県須賀川市出身。両親がいくら働いても生活は楽にならず、幼い頃から貧富の差を解決したいと思っていた。茨城大の養護教諭養成所に在学中、学生運動を通じて入党。「これが私の道」と直感した。

 趣味は映画や読書、ウオーキングなど。福島県内の山や筑波山を中心に、年に数回の山登りも楽しみだ。「一歩一歩進まないと頂上に行けない登山は、全てに通じる。選挙も『あと一歩』で勝ち抜く」

◆福島伸享氏(ふくしま のぶゆき)(44)民元<1>

◇復活期す 元経産官僚

 落選の悔しさを胸に二年間、選挙区を歩いた。突然の解散に「チャンスが巡ってきた」。喜びが隠せない。

 自民に代わる新しい政治をつくる可能性にかけ、経産官僚から転身、民主から立候補した。三度目の正直で、ようやく国会議員に。わずか一期、三年三カ月しか働けなかったが、3・11からの復旧、復興に全力で当たった自負がある。

 「東海第二原発はコスト的に成り立たない。国が日本原子力発電をどう処分するか決めるべきだ」と舌鋒(ぜっぽう)鋭く切り込む。

 「政治家として大成しろ」という水戸っぽたちの期待に、「もう一度、国会に戻り、精いっぱい応えたい」。発病し、二カ月で潔く首相を辞した石橋湛山(たんざん)を「人間、かく生きるべし」と尊敬する。

◆田所嘉徳氏(たどころ よしのり)(60)自前<1>

◇農家出身 厳しさ痛感

 地元の陳情に、一緒になって省庁を回って頭を下げて歩く。国会議員になっても、偉ぶらない気さくな人柄は変わらない。県議を四期務め、直轄事業負担金などで「国に翻弄(ほんろう)される地方を嫌というほど見てきた」。だから「地方の声が響く政治」が信条だ。

 初挑戦だった前回の出陣式を「空は今にも泣き出しそうだった」と懐かしむ。あれから、わずか二年。「急な解散で困ったとは思わない。野党とは覚悟が違う」と心は決まっている。

 農家に生まれ、建設会社を経営し、農家や中小企業の厳しさが分かるから国の補助の必要性を説く。

 自転車で選挙区を走るのが趣味。本人は「サイクリング」と称するが、支持者と会う「実益」も兼ねる。