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茨城ニュース

終盤情勢分析 六つの選挙区 自・民前職が優位に

 十四日投票の衆院選の終盤情勢分析で、県内の七つの小選挙区は、1、2、3、4、6区で自民前職、5区で民主前職が優位に戦いを進めていることが分かった。7区は前回比例復活した自民前職と、無所属前職が激しく競い合っている。 

【1区】

大内久美子 65 共新 《比》

福島伸享 44 民元<1>《比》

田所嘉徳 60 自前<1>《比》 公

 自民田所氏が順調に支持を広げる。陣営は水戸市の無党派層の動向に神経をとがらせるが、市議がてこ入れに動いた。六十回を超す個人演説会で返り咲きを期す民主福島氏だが、政党支持率の差は大きく伸びを欠く。共産大内氏は水戸、筑西両市での得票に期待。

【2区】 

額賀福志郎 70 自前<10>《比》 公

川井宏子 49 共新  

 自民額賀氏が保守地盤を固め盤石。唯一の対立候補の共産川井氏陣営は「(政権)批判票を取り込みたい」とするが、厳しい戦い。

【3区】

葉梨康弘 55 自前<3>《比》 公

小林恭子 64 共新  

石井章 57 維元<1>《比》

 自民葉梨氏は、系列組織をフル稼働して抜け出した。危機感を強める維新石井氏は「野党共闘で自民独走を止める」と躍起だ。共産小林氏は農村部で好感も反自民の受け皿になりきれていない。

【4区】

高野守 55 民元<1>《比》

堀江鶴治 73 共新  

梶山弘志 59 自前<5>《比》 公

木村隆 63 無新  

 自民梶山氏は、公示日に五千人を動員するなど組織力は群を抜き、安定した戦い。追う民主高野氏だが、陣営は厳しさを認める。共産堀江氏は知名度アップに走る。

【5区】

福田明 58 共新  

石川昭政 42 自<前><1>《比》

大畠章宏 67 民前<8>《比》

 九選を目指す民主大畠氏が、日立製作所労組はじめ足元の企業、団体票をまとめて次第に優位に。県内唯一の民主の議席を死守する勢い。前回、比例復活の自民石川氏が追いかけるが、自民、公明票をまとめきれるか。共産福田氏は「原発再稼働反対」を訴える。

【6区】

井上圭一 52 共新  

丹羽雄哉 70 自前<11>《比》 公

青山大人 35 民新 《比》

 知名度のある自民丹羽氏が先行。保守層を中心に支持を集め、陣営にも手応え。県議選との相乗効果で投票率アップも当て込む。民主青山氏は、地盤の土浦市以外で知名度が低く、「無風選挙」では厳しいか。共産井上氏は、自公政権の批判票狙い。

【7区】

◆7区は自・無 競い合う

中村喜四郎 65 無前<12>  公

永岡桂子 61 自<前><3>《比》

白畑勇 62 共新  

 比例復活が続き、選挙区での当選が悲願の自民永岡氏は、懸命に組織を引き締める。女性票や浮動票を上積みして当選圏内に向けひた走る。十三期目に挑むベテランの無所属中村氏は、後援会組織「喜友会」をフル回転させて地盤を死守、公明の推薦、民主の支持で接戦に。共産白畑氏は、非自民の受け皿にはなっていない。