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茨城ニュース

選挙区で自民5維持 投票率は戦後最低55・24%

 十四日投票が行われ、即日開票された衆院選は、自民が県内七小選挙区のうち前回獲得した五選挙区で議席を維持した。民主は5区で議席を守ったが、他の三選挙区は敗れた。7区で無所属が勝利し、維新と共産は小選挙区で議席を確保できなかった。アベノミクスの効果を訴えた自民には今後、地方経済の押し上げが求められる。原発政策を推し進める政権が、首都圏唯一の原発で適合審査中の日本原子力発電東海第二原発を再稼働させるのか、その判断も注目される。投票率は戦後最低の55・24%で、前回の58・85%を3・61ポイント下回った。史上初のダブル選となった県議選も投票が行われ、十五日未明まで開票作業が続いている。

 県都水戸市を含む1区はアベノミクス効果の地方への波及を訴えた自民前職の田所嘉徳氏(60)が勝利。雪辱を期した民主元職の福島伸享氏(44)は支持の広がりを欠いた。

 2区は自民前職の額賀福志郎氏(70)が十四万を超す得票で十一回目の当選。共産新人の川井宏子氏(49)を寄せ付けなかった。

 3区は自民前職の葉梨康弘氏(55)が危なげなく四選を決めた。維新元職の石井章氏(57)は党の支持率低迷に泣いた。

 4区は盤石の後援会組織を誇る自民前職梶山弘志氏(59)が圧勝で六回目の当選。民主元職の高野守氏(55)は追い切れなかった。

 5区は民主前職の大畠章宏氏(67)が出身の日立製作所の労組票を固め、前回、比例復活した自民前職の石川昭政氏(42)の追撃をかわし、九回目の当選を決めた。

 6区は自民前職の丹羽雄哉氏(70)が貫禄勝ちで十二回目の当選。世代交代を訴え、県議から国政に初挑戦した民主新人の青山大人氏(35)は知名度の低さが響いた。

 7区は無所属前職の中村喜四郎氏(65)が後援会組織をフル回転させ、十三回目の当選を飾った。自民前職永岡桂子氏(61)は強固な地盤を切り崩せず、念願の小選挙区勝利はならなかった。