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東京ニュース

総選挙「集団的自衛権が争点」 スパイダーマンに扮し150キロ歩いて訴え

自民党の安倍総裁あての抗議文を党職員に手渡すスパイダーマンに扮した金野奉晴さん(左)=永田町で

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 総選挙の争点は集団的自衛権行使の是非だ−。山梨県北杜市の金野奉晴(こんのともはる)さん(65)がこう訴えながら、同県から都内までの道のりを六日かけて歩き二十七日、目的地の自民党本部(千代田区永田町)の近くまでたどり着いた。「とにかく目立って、多くの人に関心を持ってほしい」と、スパイダーマンに扮装(ふんそう)し、約百五十キロを歩き切った。

 集団的自衛権行使容認の閣議決定に強い危機感を持つ金野さん。だが、衆院選で与党自民党が集団的自衛権を争点に掲げないことに怒りを感じた。「国民から信任を得られないという自信のなさの表れだ。何かをせずにはいられない」。山梨で毎週金曜日に行う脱原発デモを共に主宰する北杜市の向山邦史さん(71)と一緒に歩いた。

 連日二十キロ以上の行進は予想以上に体にこたえたが、足いっぱいに湿布を貼り、何とか永田町に到着した。行き交った人から「(金野さんの意見に)賛成だ」と声もかけてもらえた。警備に阻まれ、党本部には入れなかったが、党職員に安倍首相への抗議文を渡した。

 「いろんな意思表示の方法があるが、子どもたちに大人気でその親も目を留めてくれたのは大成功」と笑顔を見せた。