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東雲の避難者 不在者投票

衆院選の不在者投票に訪れた避難者=10日午前、東京都江東区で

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 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため、福島県を中心に約千人が避難生活を送る東京都江東区の国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」に十日、衆院選の臨時不在者投票所が開設され、避難者が故郷の復興を願い一票を投じた。投票所は十一日まで開設されている。

 福島県浪江町から避難する小野田幸一さん(67)の家族はばらばらになり、自宅は雨漏りしてかびが生え、動物に荒らされてしまった。「政治家は(現状を)ちゃんと見ているのか」と憤りを一票に込めた。

 多くの人が住民票を被災地に残したままになっているため、江東区が被災者支援の一環として設置しており、十月の福島県知事選、十一月の南相馬市議選に続き八回目。復興庁によると、十一月時点で福島県から県外に避難している人の数は四万六千七十人に上る。