松原俊太郎「ほんとうのこといって」 砂川文次「臆病な都市」 佐々木敦
砂川文次「臆病な都市」(『群像』4月号)は「新型感染症」をめぐる物語である。だが...
2020年3月31日
古川真人「生活は座らない」 崔実「pray human」 高山羽根子「首里の馬」 佐々木敦
『群像』3月号に「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」で芥川賞を受賞した古川真人の受...
2020年2月27日
芥川賞「受賞作なし」回避 そぐわぬ絶対評価 厳格化防ぐ判断は妥当 佐々木敦
第百六十二回芥川賞は古川真人(まこと)「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」(『...
2020年1月30日
村上龍「MISSING失われているもの」 今村夏子「的になった七未」 佐々木敦
文芸誌はすでに二〇二〇年一月号である。実際に年が明けてから発売されるのは次号なので、...
2019年12月27日
文芸この1年 佐々木敦さん×江南亜美子さん対談(下)
佐々木 地球や人類レベルの問題をどう書くかという意味で、「世界文学」という言葉が...
2019年12月25日
文芸この1年 佐々木敦さん×江南亜美子さん対談(上)
年末恒例の対談「文芸この1年」をお届けします。本紙で文芸時評を執筆している批評家...
2019年12月24日
三国美千子「青いポポの果実」 古市憲寿「奈落」 李琴峰「星月夜」 佐々木敦
デビュー作「いかれころ」で三島由紀夫賞を受賞した三国美千子の第二作「青いポポの果実」...
2019年11月28日
高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」 ほか新人賞受賞作 佐々木敦
◆難問どうなる?に関心 今年も新人賞の季節がやってきた。すばる文学賞は高瀬隼子(じ...
2019年10月31日
阿部和重「Orga(ni)sm[オーガ(ニ)ズム]」 古川真人「背高泡立草」 太田靖久「アフロディーテの足」 佐々木敦
阿部和重の最新長編『Orga(ni)sm[オーガ(ニ)ズム]』の刊行を記念して、同作...
2019年9月26日
千葉雅也「デッドライン」 木村紅美「夜の底の兎」 山下澄人「月の客」 佐々木敦
「デッドライン」(『新潮』9月号)は、哲学者・批評家の千葉雅也の小説デビュー作である...
2019年8月29日
今村夏子「むらさきのスカートの女」 村上春樹連作短編 『文藝』秋号二度の増刷 佐々木敦
第百六十一回芥川賞は、今村夏子「むらさきのスカートの女」(『小説トリッパー』春号)に...
2019年8月1日
高山羽根子「如何様」 芳川泰久「ラップ 最後の旅」 高橋弘希「花束と水葬」 佐々木敦
「如何様(イカサマ)」(『小説トリッパー』夏号)は、「カム・ギャザー・ラウンド・ピー...
2019年6月27日
石倉真帆「そこどけあほが通るさかい」 古市憲寿「百の夜は跳ねて」 佐々木敦
第三十二回三島由紀夫賞は、三国美千子『いかれころ』(『新潮』2018年11月号)に決...
2019年5月29日
『たべるのがおそい』「台風の目」が終刊に 片岡義男「窓の外を見てください」 佐々木敦
平成最後の月は、月刊の四誌(『群像』『新潮』『すばる』『文学界』)に加えて、季刊の『...
2019年4月25日
町屋良平「ショパンゾンビ・コンテスタント」 今村夏子「むらさきのスカートの女」 佐々木敦
『新潮』4月号に早くも町屋良平の芥川賞受賞第一作「ショパンゾンビ・コンテスタント」が...
2019年3月28日
「平成論」が続々と にじみ出る「過渡期」感 佐々木敦
いよいよ文芸誌の世界でも平成の終わりが始まった。今月はまず『文学界』3月号に「シリー...
2019年2月28日
上田岳弘「ニムロッド」 町屋良平「1R1分34秒」 佐々木敦
第百六十回芥川賞は、上田岳弘(たかひろ)『ニムロッド』(『群像』12月号)と町屋良平...
2019年1月31日
古川真人「ラッコの家」 小山田浩子「小島」「夜神楽の子供」 佐々木敦
文芸誌は、季刊の『文藝』を除き、十二月に1月号が発売される。かつては新年号らしい特集...
2018年12月27日
文芸この1年 佐々木敦さん×安藤礼二さん 対談(下)
◆反現実的小説の時代(佐々木) 佐々木 第百五十九回芥川賞の候補作「美しい顔」...
2018年12月20日
文芸この1年 佐々木敦さん×安藤礼二さん 対談(上)
年末恒例の対談「文芸この1年」。本紙で文芸時評を執筆している批評家の佐々木敦さん...
2018年12月19日
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