新年のご挨拶 そろそろ第二部へ移ろう
こうして楽しい回顧譚(たん)を書いていると、ぼくの千葉における少年時代は相当...
1月10日
消えゆく浜で 男衆が燃えた、最後の「火祭り」
冬休みはきっぱりしている。 汗じゃないけどだらだらしているうちに夏休...
12月6日
激変のはじまり 産業の波が押し寄せてきた
小学生だったその頃には、くわしい内容は分からなかったが、幕張の海が消えてしま...
11月1日
にぎやかな楽園 メッセが草原だったころ
幕張メッセを一度でも眺めた方はちょっと頭におもい浮かべていただきたい。あの広...
10月4日
野外舞台が輝く夜 旅芸人一座がやってきた
大事なことを忘れていた。季節は正確には思いだせないが春か秋だった。あたりの草...
9月6日
失われた情景 何億もの命の音が消えていた
埋め立てされた広大な草原のような先にいままで見たことのないような海岸がひろが...
8月2日
幕張の海 埋め立て地の果ての新世界
広大な埋め立て地ができつつあった。トロッコやダンプカーで休みなく運ばれた土は東と...
7月5日
町外れの廃屋で 美しくも、あまりに危険な遊戯
小学校の頃のことを思いだしいろいろ書いていると、人間のアタマはとてつもないこ...
6月7日
お昼の贅沢(ぜいたく) ソースたっぷり コロッケパン
小学校の昼ごはんは弁当を持ってくる生徒が多かったけれどその頃はみんな貧しかったの...
5月3日
ボールド山の火事 菜種油工場の惨事に青ざめた
ぼくの住んでいた幕張町のたぶん四丁目には謎のエリアがあって、近隣の人はみんなボー...
4月5日
懐かしい人々 薪割りカメさんと拝み屋まっちゃん
町の名物男の一人に「カメさん」といういつも顔中ヒゲぼうぼうで、衣服などもボロボロ...
3月1日
愛しき蒸気機関車 おもちゃカメラで「まち探訪」
子供らのあいだに「日光写真」というのが流行(はや)った。黒い袋に入っている名刺大...
2月2日
子供は風の子 大晦日の晩に早く寝るやつは…
千葉は東京よりも温暖と言われるけれど、それは房総半島の先端あたりのことで、内陸は...
1月5日
思い出の焼き芋 寒い夜のシアワセな一家
幕張駅をでると国鉄(当時)と京成電車の線路が一緒になっているので、たえず電車が行...
12月1日
子供たちの履物文化 偉大な発明「下駄スケート」
晴れた冬の日によく遊んだのは手製の「スケート下駄(げた)」で滑ることだった。 ...
11月3日
凧の空中戦 からっ風が身にしみる
冬の千葉は毎日よく晴れた。でも房総半島とはちがって幕張、検見川、稲毛などの沿岸地...
10月6日
海の農業 海苔が風にさらわれ飛んできた
冬のあいだ閉鎖されている海の家(潮干狩り客の休憩所)に忍びこんで、板戸で囲った簡...
9月1日
にぎやかな襲撃団 サルものが仲間に加わった
七年祭りが終わるともう町も海も人の姿はまばらになり、まつりのイキオイが激しかった...
8月4日
深夜の海岸に神社の『一族』大集結 安産祈願の七年祭り
毎年九月の十五日から三日間は千葉市幕張町の祭りで、開催日程が主体だから週末に合わ...
7月7日
「かばんしょ」の思い出 背筋ゾ~ッ 神社でキモだめし
幕張駅から海にむかってまっすぐに道路がのびていて、その途中に消防団の詰め所のよう...
6月2日
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