過激派やテロリストについて捜査する神奈川県警の警察署の警備公安部門が情報収集名目で、一般市民の失効した運転免許証を交通部門から不正に入手していたことが分かった。警察庁が22日、明らかにした。少なくとも約30年前から、こうした行為が続いていた疑いがあるという。個人情報保護法に抵触する可能性が強く、警察庁は調査チームを組織し、全国の警察で不正行為がなかったか、調査を開始した。(北川成史)
◆少なくとも五つの署で不正行為の証言
この不正は、同県警保土ケ谷署警備課の巡査長が8月、失効した免許証31枚の入ったリュックサックを駅に置き忘れ、落とし物として県警に届けられた不祥事をきっかけに発覚した。
警察庁によると、これらの免許証は、巡査長が3月まで在籍した港北署警備課時代、同署交通課から入手したものだった。
神奈川県警の内規では免許更新の際、古い免許証は市民から回収し、裁断すると定めていた。ところが同署交通課は回収した免許証を全て、許可もなく警備課に引き渡していた。
県警が警備公安部門の勤務が長い警察官らに聞き取りをしたところ、少なくとも五つの署で同様の行為...
残り 480/960 文字
この記事は会員限定です。エントリー会員(無料)に登録すると、続きを読めます。
- 無料会員(エントリー)に登録すると
- 会員限定記事を読める
- 有料会員限定記事も月3本まで読める
カテゴリーをフォローする
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。